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“挑戦する心やわくわくを忘れてほしくない”卒業前の大学生が企画した「言葉アート展」 レポート

2023年3月9日(木)、大学4年生(当時)の動画クリエイターうめちゃんが主催したイベント「言葉アート展」が、FLAT BASEで開催されました。参加したのは卒業を間近に控えた4年生を含む、大学生約28名。コロナ禍により学生生活や成人式を制限された世代です。

本イベントのテーマは、“わくわくを忘れない。そんな言葉や仲間に出会おう”。

これから別々の道を歩む仲間たちに、「社会人になっても、挑戦する心やわくわくする気持ちを忘れないで欲しい」という思いが込められています。

▲今回のイベントを主催したうめちゃん
▲今回のイベントを主催したうめちゃん

17:00〜体験型ワークショップ

イベントは、さまざまな“言の葉” が貼られた、紙コップを使ったワークショップからスタートです。

デジタルネイティブ世代の大学生主催のイベントで、あえてアナログにこだわった理由を聞いてみました。

「デジタルではなく、紙に触れることで言葉の影響力を感じて欲しかったんです」。インスピレーションをもらったのは、主催者が参加したアート展“言葉の積み木”で体験したワークショップから。

同じテーブルに座ったメンバーで、アイスブレイクとして、紙コップをピラミッドのように積み上げる「積み上げチャレンジ」や、ペンで紙コップをすくって重ねていく「スティック紙コップすくい」に挑戦。知っている人も、知らない人も、共通のワークを行うことで、自然と笑顔になっています。

アイスブレイクが終わったら、言葉とじっくり向き合うワークがスタート。

「自分を表す言葉」「相手を表す言葉」「手に入れたい言葉」というそれぞれのお題に対して、会場にある“言の葉”から、自分が求めるものを見つけて、理由やエピソードを話します。

19:00〜スペシャルステージ(ダンス&トークショー)

ワークショップ終了後は、うめちゃんと友人のひなのさんによるダンスをきっかけにトークショーが始まりました。

大学に入ってから主催イベントを20回ほど開催し、「自己表現できる人を増やしたい」と、学生クリエイター交流会も企画したうめちゃん。大学3年生の冬にはUUUM株式会社の新規事業部門でインターンを行い、動画編集の世界にのめり込むようになりました。インターン終了後も、企業のTikTokの運用代行などで動画コンテンツの編集に携わっているという。そして、個人の活動としても2022年10月にYouTubeチャンネルを開設。

小さなころから人見知りで、人前に立つのが大の苦手だったという、うめちゃん。

小学校時代、年に1回開催されるスピーチイベントにおいては、毎年泣きながら話していたそうです。そんな彼女が、今やイベントを主催し、人前でダンスをしたりトークをしたり、YouTubeで動画も投稿。「自分の本音を話すと涙が出てくるほどで、表現できないことがコンプレックスでした。今も割合が変わっただけで同じです」

苦手を超える“わくわく”が彼女の中にあるからこそ、挑戦する心を後押ししているのかもしれません。

大学卒業を控えた(当時)うめちゃんに、今後はどうするのかを聞いてみました。

「就活をして内定ももらっていたのですが、動画に携わるお仕事を中心にフリーランスとしてやっていこうと思っています。動画編集の世界に出会い、時間給ではなく対価としてお金をもらえる経験ができたので、今後はいろんな人に会って、イベントも開催して、自分の目で見て納得できることをしていきたいです」

 

うめちゃんの挑戦はまだまだ始まったばかり。KDDIウェブコミュニケーションズが運営するFLAT BASE/SHARE LOUNGE外苑前は、今後も彼女のように“挑戦する人を応援していきます。