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【終了しました】THE THINKERS+ steve jobs展 #1

報道写真家 小平尚典が捉えた、Apple創業者 スティーブ・ジョブズの写真を展示します。

スティーブ・ジョブズはアップルを追い出された後、どうやって立ち直ったのでしょうか? 細かく書けば要素は諸々ありますが、敢えて簡素に書きます。 Apple放逐後、彼は迷うことなく自身が本当にやりたい事を実現するために「NeXT Computer」を興しました。そこでは執拗に筐体デザインと材質に凝った「NeXTcubeとマルチタスクを実現した 「NEXTSTEP」というOSを開発搭載。光磁気ディスク採用などとにかく当時の最先端を盛り込んだ製品を作り出していました。ただし最先端 過ぎて当時のCPUでは追いつかない有様で商業的には失敗していまし た。 さて、その頃Apple社は低迷に拍車がかかっていました。そもそもMac をどうして良いかわからズ、モダンOSへの転換も進まずギル・アメリオCEO時代には身売りもささやかれ風前の灯火になっていました。 そうした中、Macに搭載すべき次世代のOSとしてNeXT Computerの「NEXTSTEP」を発展させた「OPENSTEP」が候補に上がります。「OPENSTEP」はUNIXベースの堅牢なOSでマルチタスクをも実現する Appleにとっては最適のOSでした。アメリオはNeXT社を買収し、ジョブズは1997年9月にAppleの暫定CEOに就任したのです。そしてアメリ オは放逐されました。カリスマでAppleのアイコンであるジョブズは製品ラインの整理を直ちに行い。Apple復活の象徴たる「iMac」を発表しました。昔と違い大人になったジョブスはここから復活快進撃をはじめたのです。どこにいても彼はパーソナルコンピューターの未来とあるべき姿を掴んでいた稀有な人物でした。2005年の米国スタンフォード大学卒業式の祝賀式で卒業生に向けて行ったスピーチでも「点と点をつなげる」と語っていますが、本件も「やるべきことをやっていたらそれがAppleへの復帰に繋がった」それを証明したと言えましょう。このような復活劇も決して偶然ではないのです。          

2023年5月22日 小平尚典

【報道写真家| 小平尚典 Kohira Naonori プロフィール】

1954年北九州市小倉北区生まれ。 日本大学芸術学部写真学科卒業後渡英し社会派写真家としてデビュー。新潮社『FOCUS』創刊メンバー、御巣鷹山JAL墜落事故写真集「4/524」を新潮社から出版。1987年から米国西海岸に移住。ロングインパクトのIT革命の時代を担うPCビジョナリーを取材。ビル・ゲイツやジョブスらを中心に新しく生まれたイノベーションを多目的に検証し、「Silicon Road」「e-face」を制作。2021年スタンフォード大学ライブラリーに全写真作品がセレクトされた。現在は東京在住。公益社団法人日本写真家協会会員、早稲田大学理工学部非常勤講師。(http://nkohira.shopdb.jp/profile.html



「Think different」という言葉に関して、小平さんからこんな話を聞いたことがあります。

「Think Different」はスティーブ・ジョブズが新しいマーケティング理論として、最初はIBMに対抗して出した言葉だと。しかし本来の意味は、これは仕事でも何事も思いやりをもって、相手を思いやって遂行するものだと。それが日本には足りてないと。そんなことを分け隔てなくお話ししてくださるのを思い、学生や若い人にももっと小平さんに会いに来てほしい。そしてその小平さんが撮る作品を見てほしいと思います。そして肌身で感じて欲しいです。 

2023年5月22日 運営 いそかなこ

【運営|いそかなこプロフィール】

青山学院大学文学部比較芸術学科在学中 22歳

HP:https://isophoto1.studio.site/

instagram:https://www.instagram.com/isophoto__1/

展示詳細

日時:2023年5月22日(月)~6月5日(月)14:00~19:00

最終日6月5日のみ 14:00~16:00になります。(土日祝日/5月23日(火)は休館となります。)

場所:東京都港区南青山2-26-1 D-LIFEPLACE南青山10階 FLATBASE

アクセス:【電車】東京メトロ/銀座線「外苑前駅」より徒歩1分

入場料:無料

〈FLAT BASE利用上のご注意事項〉

※オープニングレセプション以外は、飲食のご利用はお控えください。

※写真や動画の撮影,SNSへの掲載は可能です。是非お載せください。

オープニングレセプション

日時:5月22日(月)18:00開演/17:30開場

入場料:無料

定員:20名

内容:飲み物と軽食を用意しており、小平さんからの生の声を聞けるトークショー、小平さんとお客様同士での交流のフリータイムを実施します。

5/24開催 トークイベント「シリコンバレーの起業方程式」

ビル・ゲイツやジョブスなど、IT革命を取材してきた報道写真家の小平氏と、マイクロソフトで初代Windowsチームのマーケティングを担当し、現在はイスラエルのOneLineVCの現役ベンチャーキャピタリストとして活躍するトム佐藤氏によるトークイベント。今回は9MileLabがまとめた、起業フレームワークのシステムを解説。
■日時:5月24日(水)18:00-20:00

■入場料:無料(飲食物あり)

■定員:20名程度

■話し手:小平尚典氏、トム佐藤氏(元マイクロソフトのマーケター)

【トム佐藤氏の略歴】
マイクロソフトで初代Windowsチームのマーケティング担当として、Windowsをデファクトスタンダードにした人物。その後シリコンバレーでEコマースのスタートアップを起業し、シリーズDまでのファイナスに成功。現在イスラエルのOneLineVCの現役ベンチャーキャピタリストとして活躍。

5/30開催 トークイベント「デジタル時代とChatGPTの終焉について。ジョブズとアナログの気づき。」

ビル・ゲイツやジョブスなど、IT革命を取材してきた報道写真家の小平尚典と、米MITメディアラボ客員研究員を務めた服部桂によるトークイベント。先日発売され、服部氏も携わった書籍「アナロジア AIの次に来るもの(著者ジョージ・ダイソン)」にも触れ、デジタルの限界、そしてアナログの秘めた力についてをお話します。

■日時:5月30日(火)18:00-20:00

■入場料:無料(飲食物あり)

■定員:20名程度

■話し手:小平 尚典、服部 桂(元米MITメディアラボ客員研究員)

※参加希望の方は、Peatixからお申し込みください。

【服部 桂氏の略歴】
1978年に朝日新聞に入社。80年代の通信自由化の際、米通信系ベンチャー企業に出向。87年から2年間、米MITメディアラボ客員研究員。16年に朝日新聞社を定年退職後、関西大学客員教授に。早稲田大学、女子美術大学、大阪市立大学でも非常勤講師を務める。